クマゼミ

京都市街地では普通に見られるセミ。
住宅街や街中にもたくさんいます。
ただ、山地や丘陵地等少し標高が高くなる場所になるとあまりいません。主に平地に生息しています。
午前中を中心にシャーシャーシャーと鳴きます。
1匹だけでもかなりの音量なのですが、ピーク時に大合唱している場所などでは耳をつんざくほどです。
自分が子供の頃だった1980年代の記憶では、数もそんなに多くなく常に木の高いところにいてなかなか手の届かない憧れの存在だったけど、近年では一番身近でたくさんいる普通のセミになりました。時には1本の木に集団でとまっていることもあります。
爆発的に増えた理由は温暖化・都市のヒートアイランド現象で暑さや乾燥に強いクマゼミの幼虫が優勢になったとか色々言われているけど、よくわかりません。
昔は西日本を中心に生息していましたが、生息地も年々北上していて、「木の根っこについている幼虫が植樹により土と一緒に運ばれているのが原因」説と「温暖化」説があります。

発生時期は7月上旬〜9月上旬。
最盛期は7月中旬〜8月上旬。

合唱するクマゼミ

枯枝に産卵するクマゼミ